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セルロースファイバー断熱 【 比熱 】と【調湿】の差!

202311/30
AJFの家づくり

こんにちは、AJF Style  勝 です。

今さらですが、断熱材の【 セルロースファイバー 】って何?
セルロースファイバーは、新聞紙を主原料としてつくられる木質繊維系断熱材で、主原料が木質繊維であるため『自然素材』の断熱材といえます。

※下記 断熱リフォーム工事の際の天井裏にセルロースファイバーを敷き詰めた状態

 

 

 

 

 

 

 

セルロースファイバーの製造方法としては、古新聞や段ボールの古紙を細かく裁断し、ホウ酸系薬剤を添加しての製造方法が主となってます。

断熱材としての施工方法は、建物内部の外壁面の柱と柱の間や、上記画像のように天井裏に敷き詰める方法や、勾配屋根面にシートを張って吹込む方法があります。

 

 

 

 

 

 

 

※美しい仕上がりの『断熱美人』アップルゲートセルロース断熱

世界中に多数あるセルロースファイバーメーカーの中でも、弊社アップルゲートセルロースファイバーは、日本で唯一の 壁 吹き付け工法【 ウォールスプレー工法】を採用してます。
※ 材料に混在してある植物性デンプンを水で糊に戻すことで、壁・柱に張り付き自立してます。

セルロースファイバー断熱材が壁として自立するコトで、セルロースファイバー断熱で唯一『 1時間の準耐火構造試験認定 』を持ち、省令準耐火構造仕様の工事必要なく、火災保険T構造認定を取得しております。
また内部意匠制限も無いため、無垢の無垢材をどれだけ表に使用してもT構造認定となります。

つまり、アップルゲートセルロース断熱を断熱材として採用するだけで、無条件に火災保険が約半額となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セルロースファイバー断熱の特徴として、断熱効果はもちろん、調湿効果、防火効果、防音効果、防虫効果 等々が挙げられますが、一般的に断熱性能の評価は『 熱伝導率 』を基準の数値化が用いられます。
しかし、熱伝導率が同じ断熱材区分の断熱材を同じ厚さで壁体内に施工したとしても、断熱材の種類によって室内の温度や湿度に明らかな差異が生じるコトがあります。

では、何が大きく違うのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

【比熱】熱容量は、セルロースファイバー55K相当として、1.88(KJ/kgK)となり。

セルロースファイバー断熱の大きな特徴として、【 容積比熱 】という数値に他の断熱材との大きな違いがあります。
【 容積比熱 】とは、物質1gの温度を1度上げるために必要な熱量を表す「 比熱 」と「 密度 」を掛け合わせた数値となります。
例えば、セルロースファイバーとグラスウール16Kで比較すると、【 容積比熱 】に7.7倍の開きがあり、断熱性能が単純に7.7倍とはもちろん言えませんが、一つの数値を比較しただけでもこれだけの差異が分かります。

次に、【調湿性】に関しては、セルロースファイバー55K相当として、
吸湿率が、グラスウール16K の 2% に対し、セルロースファイバー 10%と5倍の差!
吸湿量が、グラスウール16K の 0.32kg に対し、セルロースファイバー 5.5kg と 17倍の差!

もちろん実際の住宅に関しては、室内側の仕上げが塗壁なのかビニールクロス等で変化します。
AJF Style の物件においては、外壁・内壁全て、スペイン漆喰 エスタコウォール を標準仕様としております。

 

 

 

 

 

 

勝 伊智郎 
全国 セルロースファイバー断熱 認定施工店募集中
お問合せ;092-834-3300
AJF Style アップルゲートジャパン福岡