フィンランド研修旅行Vol.3
こんにちは、コーディネーターのshigetomiです。
今回は、フィンランドデザインの巨匠アルヴァ・アアルトの建築物紀行をお届けします🏠
パイミオのサナトリウム(1933年)はアアルトの代表作で北欧においてモダニズム建築が
注目されるきっかけになった作品です。
建物と家具や照明などを同時にデザインしています。
サナトリウムとは、もともと結核治療のための施設のことです。
当時はまだいい薬が開発されていないこともあり、自然豊かないい環境に建てられる事が多く、
ここもパイミオ郊外の深い森の中にあります。
病棟の屋上に設けられている長い長いバルコニーにベッドを並べ、
「大気浴」を行います。
長期入院される患者さんの為に、どこからも日が差し込む明るい病棟と
カラフルで気持ちが晴れる配色が印象的でした。
お次はアアルト自邸へ。
北欧を代表する巨匠の邸宅とは思えないほどこじんまりしているけれど、
白ペンキのレンガに、ダークブラウンの木板張りの2層の外壁がモダンで素敵です。
1936年竣工ながら、古臭さをまったく感じさせない空間に、
機能的で、シンプルで、美しい北欧の家らしい魅力が凝縮しています。
最後に、アアルトのアトリエへ。
こちらも光が差し込む明るいアトリエで、こんな心地いい空間がアアルトの想像力や
創作意欲を掻き立てていたんだろうなぁと感じました。
北欧デザインの神髄に触れ、良いモノは廃れず愛され続けるのだという事を実感した一日でした。
次回は、フィンランドのお隣の国、エストニア首都タリンの
旧市街の様子をリポートします(^^)/
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