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上棟とは?それにまつわる由来のお話

202501/24
スタッフ日記

こんばんは☺AJFの椎野です。

先日、新しいモデルハウスの上棟を行いました✨

 

 

 

私の個人的な感想なんですが・・・

垂木の間から見る空と太陽の景色が好きです☺

 

上棟は1日で無事に終わりました。

昔は今のように木材のプレカットがない時代でしたので

上棟までの間、木材の加工が大工さんの仕事でした。

そのため、上棟までにはかなりの日数を要していました。

上棟は「建前」「棟上げ」「建て方」とも呼ばれています。

 

実は「本音と建前」という言葉の語源 は、

上棟のときに使われる「建前」からなんです。

 

所説あるので、信じるか信じないかはあなた次第・・・

 

昔、とても有名な棟梁がいました。

その棟梁が、明日が建前という前の晩に、

玄関の柱を短く刻んでしまいました。

このミスをどう考えても直せない・・・

プライドが高い棟梁は、自分の未熟さが恥ずかしくなり、死のうと考えます。

それを見た棟梁の奥さんが、自分が代わりに死んでも良いとまで思い、

棟梁にお酒を飲ませて寝かしつけ、寝ないで考えたのが、

三つの桝を組み合わせて補修する【桝組】という手法でした。

 

翌朝目覚めた棟梁は、奥さんの差し出した枡を受け取り

建前を無事に終えたのです。

 

ところが、自分の恥が表に出るのを恐れた棟梁は、

自分の表向きの見栄や意地のために、奥さんを殺してしまいました。

 

殺してから棟梁は、自分の犯した罪を悔い、

未来永劫弔うと心に誓い、女 の七つ道具(口紅・鏡・櫛・かんざし・おしろい・こうがい・かつら)を

棟の上に飾って供養した・・・

というのが建前の儀式の始まりだそうです。

 

【本音】で尽くした奥さんに対し、

【建前】にこだわるあまり妻を殺してしまった棟梁のつまらぬ見栄や意地。

これが、【本音と建前】の由来だとされています。

 

ちょっと悲しい話ですが、棟の上に供養して飾ったという言われが

そのときの建築主さん的にはどうなんだろう…と思ってしまいます💦

※あくまでも所説です

 

私の中では、上棟は『お祝い』というイメージです☺

今のようにプレカットではなく、大工さんが木材を加工する時代、

上棟日に、棟木(=1番高いところにある木材)を施工してようやく

ここまで終わったね~というお祝いだと思っています♪

今でさえ、酒盛りはありませんが、

昔は上棟日に午後から現場で酒盛りをして

それまでの作業を労っていたという話は

私も聞いた事があります。

 

 

上棟餅まきも今は減っていますが、

古き良き風習は残していきたいものです。

 

↓以前のAJFの現場で行った餅まきの直前風景です。

ご近所さんが集まり、賑わい、人の笑顔が絶えない

この時間は何度見ても思い出に残るものです✨

 

次回の現場は餅まきを開催する予定ですので

お楽しみに★

 

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